アレジン
昔のパチンコ台は今ほど液晶画面が大きくはなく、液晶部分は3桁の数字のみというのが一般的でした。数字が揃うと権利発生ですが、数ある権利ものの中でも特に人気が高かったのはアレジンです。大当たりしたら右打ちをするタイプの台ですが、数字が揃っただけでは大当たりとならないのが痛いところです。1、3、5、7の数字が揃うと中央の役物が開いて、役物内のど真ん中に玉を入れることで正真正銘の大当たりとなるのです。役物の真ん中に入らないと俗に言うパンク、大当たりの権利が消滅となりました。大当たり確率が1/128と低く設定されていたことから2段階の仕様になっていたのでしょうが、パンクした時の悲しみは非常に大きくなります。今ではそれほど珍しくもない、モーニング機能が搭載されていたことも人気爆発に拍車をかけました。
スーパーコンビ
俗に言う一発台のなかでも人気が高かったのはスーパーコンビです。台中央のクルーンに玉が入り、3ヶ所ある穴の内、手前の穴に落ちれば権利発生です。後は右打ちするだけで打ち止めまで行けるシンプルな遊び方ですが、クルーンには思い通りに入りません。1万円使っても1発も入らないなんてことはザラです。クルーンに飛び込んでその内部をクルクルと玉が回った時の興奮はすごいものとなりますが、奥の穴へ落ちた時の落胆はそれを上回るものです。ギャンブル性の高さが問題となり2004年を最後に全ての一発台はホールから姿を消しました。ゲージ内の演出が同じリメイク機種も存在しますが、昭和から平成の時代に人気を博した一発台とは全く違う機種になっています。
昔のパチンコ台は分かりやすい
今のパチンコ台は液晶が発達したことで様々な演出が可能ですが、昔ほど機種のバリエーションが多くはありません。ギャンブル性の高い一発台は問題となりましたが、一か八かの勝負がギャンブルの楽しみの1つでもありました。アレジンもスーパーコンビも、権利発生の分かりやすさが人気が高くなった理由の1つでもあります。